ぐいのみの伝統的なデザインのスタイルとして、製作に取り掛かりました。
中学時代の恩師がぐいのみを欲しいというので、自分が納得できる形でのデザインの考案でもありました。
伝統的な矢来でぐるっと一周削り、矢来の下の交点に合うように1個置きずつに花びらを配置しております。
3点で交わる構図です。
その花びらは底菊からひらりひらりと散っていく場面の瞬間的な部分を表現したいと思いました。底菊は8枚の葉で構成されています。
また花びらの間を丸く透かしております。
丸く透かした部分を覗くと、底菊がガラスの光の屈折によって虚像となり、二重に浮かび上がって見える細工となっております。
寸法を記載しておりますが、手に持つとこれくらいのサイズです。
日本酒や熱燗、高級なお酒を少しずつ飲む際に手頃かと思います。
少しオリジナリティを加えましたが、伝統的な文様の矢来を側面に添えて基本的には全体が伝統的な文様で構成されているベーシックなデザインです。