伝統的な文様である七宝を使った新しいデザインを作りたいと思い、製作を開始しました。七宝は、無限に続く輪になぞらえて、人のご縁の大切さを表しているものです。また、ぐいのみのデザインにざっくりと大きなカットを入れている製品が無いなということで「ざっくりとカットの入った七宝を使ったデザイン」という方向性になりました。色々試作で削るうちに、七宝のバランスと底からのざっくりカットが良い塩梅で融合した現在のデザインで固まりました。七宝の中心に「玉(ぎょく)」を配置しており、これは当工房オリジナルのデザインです。「玉(たま)」は球体を表す意味の他に「とても大切な物」という意味がございます。玉座(ぎょくざ)、玉将(ぎょくしょう)、玉露(ぎょくろ)など全て「とても大切な物」という意味でつけられています。玉は消し加工により、擦りガラス状に仕上げてあります。名称は玉七宝花(ぎょくしっぽうばな)とすると、少し語感が悪くなるので、七宝花といたしました。自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。