切子のベーシックデザインとして、シンプルに伝統的な市松の文様を見せるデザインとして製作しました。市松は英語で言うとチェッカー柄です。子孫繁栄などの意味合いなどがあり、昔からある日本の文様の1つです。市松文様のベーシックな感じのデザインなので、オリジナリティはあまりありません。ただ見てわかる通り、ベーシックなデザインでもその美しさはかなりのものです。すでに完成されているデザインだからでしょう。ワンポイントとして製作者のこだわりで、市松の透かしの部分を丸くくぼませております。平らに削って透かすよりも、丸く削って透かした方が手で持った時の指のフィット感がかなり違います。触り心地が格段に良くなるので、気付かれにくいことかもしれませんが、そういう細工をしてあります。そういう意味で、名称は「くぼみ市松(いちまつ)」となっております。気分が良い時の飲食はおいしくなるものです。味覚以外の視覚、聴覚、触覚、嗅覚も全ておいしさに変わります。そういう意味で、切子を見るだけではなく、持った時の心地良さにも配慮した細工です。自分用、贈り物、お店のブランドイメージアップなどにご検討頂ければ幸いです。