政府では、農林水産物・食品の輸出額目標を2030年5兆円に設定し、政府一体となって積極的に輸出拡大の取組を進めています。最近では、輸出拡大のための体制や仕組み創り、各種の補助事業、融資事業、税制特例措置など輸出に携わる事業者向けの支援措置も充実させてきています。
本書は、事業者の方々がそういったさまざまな支援を活用できるよう周知のための情報発信として、農林水産物・食品の輸出拡大に関する対外説明の資料を参考にしながらまとめたものです。食産業の海外展開を含む農林水産物・食品の輸出に関する全体像が把握できるようになっています。
本書を通じて、輸出を身近に感じていただき輸出にチャレンジしてみようと思われる方が増えること、既に輸出を実行されている方にとって拡大の一助となることを執筆者一同願っています。
- 第1章 輸出をめぐる状況
1.国内外の需要の変化
2.輸出実績と効果- 第2章 政府の輸出促進政策
1.輸出促進法制定の背景
2.輸出促進法に基づく取組
3.輸出目標と実行戦略
4.輸出重点品目
5.輸出支援体制- 第3章 改正輸出促進法のポイント
改正輸出促進法の概要
1.品目団体の法制化
2.輸出事業計画の支援策の拡充
3.民間検査機関による輸出証明書の発行
4.JAS法の改正
輸出産地サポーターの配置- 第4章 改正輸出促進法の解説
1.改正輸出促進法の趣旨
2.民間検査機関による輸出証明書の発行
3.輸出事業計画の支援策の拡充
4.品目団体の法制化
5.独立行政法人農林水産消費安全技術センター法の改正