■内容
- 序章 フードサービス業の基礎知識と近未来の業界予測
1.フードサービス業の業界構造と基礎知識
2.フードサービス業はこれからこうなる
3.ロボット、IoT、AI時代の外食産業- 第1章 外食チェーンの誕生(1970年)
1.FFチェーンの 端緒となるKFC
2.アメリカからの指示を固辞した日本マクドナルド
3.先駆的にインフラを整えたロイヤル
4.ロードサイドを開拓したすかいらーく- 第2章 ディナー帯がにぎわっていく(1982年)
1.価格の安心感で大衆居酒屋チェーンが隆盛
2.客単価2500円のワンランク上が誕生
3.客単価4000円の世界が誕生
4.QSC+アトモスフィアが定着する- 第3章 ガスト旋風!(1992年)
1.チェーンレストランの小商圏化対策
2.時代は「安さづくり」が正義だった
3.「FRすかいらーくの四半世紀の使命は終わった」- 第4章 イルフォルノという新しい価値観(1995年)
1.ロイヤルが探し求めたレストランの新基軸
2.サンタモニカのカジュアルイタリアン
3.思いやりの言葉を引き出すサービスの心
4.フードサービス業は教育産業- 第5章 「おなかを満たす」から「心を満たす」へ(1996年)
1.マクドナルドよりも速い出店スピード
2.日本の常識に対してすべてが真逆
3.コーヒーでライフスタイルを提案する
4.飲食本業でないところが革新をもたらす- 第6章 チェーンレストランの王道(2000年)
1.人時生産性の高さを追求する会社
2.継続する価格引き下げと大量の新規出店
3.ドラスティックな価格引き下げで小商圏化に進む- 第7章 自然派ビュッフェの登場(2000年)
1.自然回帰、家庭回帰のコンセプト
2.食材に囲まれたグラノ 24 Kの場合
3.伊賀の里モクモク手づくりファームの場合- 第8章 グローバルダイニングと際コーポレーション(2000年)
1.システムからヒューマンの時代へ
2.飲食業の常識に「あり得ない」数々
3.会社の基軸と「らしさ」が伝わる
4.「紅雲餃子坊」 32坪で月商3800万円!
5.メジャーに対してインディーズの外食- 第9章 「感性」の経営者と街を創る人々(2000年)
1.産業ではない「表現」としての飲食店
2.人間性が現れる「店づくりは街づくり」
3.カフェで醸成される「コミュニティー」は力となる
4.「ないものを創りあるものを活かす」- 第10章 FFが一斉に低価格化(2000年)
1. 97年をピークに市場がシュリンク
2.今やらないと競合他社にやられてしまう
3.デフレ経済で勝ち抜くための「安売り」
4.数値の適性を欠くと職場が荒れる- 第11章 ベンチャー・リンク大盛況と倒産(2000年)
1.アイデアをもつ人と事業を探している人をつなぐ
2.FC開発のスピードが飛躍的に早くなる仕組み
3.FC開業支援を専門化したグループ企業で推進
4.急速に成長したことが逆のベクトルを生んだ- 第12章 FC焼き肉店ブームと牛角急成長(2001年)
1.「FCで焼き肉店を開業したい」という理由
2.VLの存在によって「牛角」が急成長
3.牛角のFC展開でVLの依存度が高まる
4.日本とアメリカでBSEが発生しFC焼き肉店に逆風- 第13章 日本とアメリカで「BSE」発生(2001年)
1.工業製品化する「食」への懸念が現実となった
2.「風評被害対策」で立ち直りも早い
3.アメリカでBSE発生日本では牛肉の代替が進む- 第14章 「プロ」から「ファン」の外食へ(2006年)
1.「居酒屋甲子園」で経営者が自主的に結束
2.「プロ目線」より「ファン目線」が重要
3.客数アップのためにリピーター獲得を重視- 第15章 外食バブルを吸収した男の表現力(2006年)
1.「恵比寿横丁」で示された「浜倉ワールド」
2.居酒屋業界の流れを変えた「ちゃんと。」
3.本物の食材にこだわったフードスコープ
4.日本発「外食バブル」の頂点を体験する- 第16章 ダイヤモンドダイニングとエー・ピーカンパニー(2007年)
1.「エンタメ」でスタートしたダイヤモンドダイニング
2.QSCが高度に整った外食企業に成長
3.川上と川下を自社でつないだエー・ピーカンパニー
4.6次化で日本全体が活性化するスキーム- 第17章 東日本大震災がもたらしたこと(2011年)
1.東日本大震災の後日本全体に「一体感」が生まれる
2.「街を解放する」「街で連帯する」活動が盛んになる
3.飲食事業者が生産者との結びつきを深める
4.「お客様の笑顔を取り戻す」活動が企業文化となる- 第18章 俺のイタリアン、俺のフレンチ(2011年)
1.16.5坪で月商1900万円のなぜ?
2.ブックオフ創業者がフードサービス業に挑む
3.一流の料理人を寄せ集める求心力
4.ジャズライブのある新しいエンターテインメント空間- 第19章 外食・中食のボーダーレス現象(2013年)
1.コンビニが限りなく飲食店に近づく
2.コンビニは飲食店のよきパートナ
3.「ちょい飲み」が利用動機と客層を拡大
4.弁当・惣菜店におけるイートインの威力
5.「ちょい飲み」はチェーン店と地域社会を結ぶ- 第20章 「高品質化」「多様化」へ(2014年)
1.ファストフードが「高品質化」「高価格化」路線へ
2.「高品質化」「高価格化」路線が新しい客層を生み出す
3.コーヒーの「サードウェーブ」が登場
4.高品質のクラフトビールが急速に広がる
5.価格ではなく、由来や品質、あるべき工程に「価値」を感じさせる- 第21章 2020年に向けて(2020年)
1.少子高齢化が進み「人材採用難」が深刻化
2.「働き方改革」から新しい労働市場を発掘
3.訪日外国人観光客が予想以上に急増- |最後に| 飲食業は未来に継続し進化する業界
- 〔付録〕数字で見る外食産業