序 章 世界は中華を食べている(川口幸大)
■第Ⅰ部 東アジア
第1章 日 本――卓袱・普茶料理から町/ガチ中華に至るまで(川口幸大)
第2章 韓 国――韓国中華の多様な担い手と中国へのまなざし(中村八重)
第3章 ベトナム――現代「ハノイ中華」を創りだす人々(伊藤まり子)
■第Ⅱ部 東南アジア・南アジア
第4章 マレーシア/インドネシア
――多文化社会で生みだされる食文化、チャンプルの魅力!(櫻田涼子・西川慧)
第5章 タ イ――「タイになる」:タイにおける中華料理の文化政治学(プッティダ キッダヌーン)
第6章 インド――インド中華からデーシーチャイニーズへ(小磯千尋)
■第Ⅲ部 中東・アフリカ
第7章 サウジアラビア――「厳しいイスラーム社会」で生まれた柔軟性(高尾賢一郎)
第8章 ナイジェリア――植民地時代の遺産と活性化する人の移動の中で(松本尚之・川口幸大)
第9章 南アフリカ共和国――移民とアパルトヘイトの爪痕(シ・ゲンギン)
■第Ⅳ部 ヨーロッパ
第10章 ドイツ――異国風高級料理から汎アジア料理へ(陳珏勳)
第11章 オランダ――異国情緒と食文化が融合するシニーズ料理(艾 煜)
第12章 スロヴァキア/ハンガリー――アジア系移民と曖昧な存在の中華料理(神原ゆうこ)
■第Ⅴ部 南北アメリカ
第13章 グアテマラ――混淆と受容の国にみる北米と「チノ」(津川千加子)
第14章 ペルー――街にとけこみ、あふれるチーファ(山本睦)
第15章 米 国――多様な社会をつなぐサブスタンス(太田心平・山﨑由理・川口幸大)
終 章 中華の融通無碍な応用力が世界の人々の欲求を満たす(川口幸大)
おわりに