初版の「牛乳・乳製品の知識」(1998年)から20年を経て、 時代に即した入門書が出来上がりました。 この20年間で、牛乳の消費量は減ってきましたが、折から の健康ブームで、ヨーグルト、チーズをはじめとした乳製品の消費は大きく伸びています。酪農の状況も効率化が進み、牛1頭当たりの生乳生産量は世界のトップレベルの水準となりました。 こうした日本の酪農・乳業の状況は、今後も引き続き品質の改善・安全性の向上を伴って、高齢社会の消費者の健康を支えていくものと思います。本書は、乳の科学から始め、発酵に寄与する微生物、乳製品の製造、品質保証、栄養機能、酪農・乳業史、そして現状と、酪農・乳業を網羅しています。
■内容
- 乳の科学
- 牛乳・乳製品と微生物
- 乳製品の製造
- 牛乳・乳製品の品質保証
- 乳・乳製品の栄養健康機能
- 酪農・乳業史概論
- 酪農乳業の現状