2006 Quintessence
カンテサンス
品種:シャルドネ70%、ピノ・ノワール20%、ムニエ10%
醸造:6ヶ月間フードル(大樽)で醸造
瓶詰:2007年3月
デゴルジュマン:2016年11月
ドザージュ:5g/l
テイスティング・コメント:
明るく、輝きのある淡い黄金色を呈した色調。11年半もの長い間澱とともに瓶熟成を経たこのシャンパーニュの泡立ちは、繋がるシルク糸のような繊細で滑らかな状態となっています。
香りは非常に複雑で、カリンやアプリコットなどのフルーツコンポート、ジンジャーブレッド、蜂蜜、モカの香りがワインの温度の上昇とともに広がります。ぜひチューリップ型のグラスで、最初は10度ぐらいから徐々に温度を上げて楽しんでいただきたいシャンパーニュです。
味わいは厚みのある果実味とそれを支える高い酸味がバランスをとっており、複雑な風味と旨味に溢れた素晴らしい味わいです。さらに後味には苦味を全く感じず滑らかで、そして豊かな果実の風味が非常に長い余韻となっており、このシャンパーニュの品質の高さを表しています。
フード・ペアリング:
とっておきの時間のお供に楽しんでいただける、高品質シャンパーニュです。長い瓶熟成を経て旨味と滑らかさが増したカンテサンスは、脂の乗った焼き鯖、ノドグロの煮付け、寿司の繊細な味わいとも調和し美味しさが増すでしょう。これこそ料理とワインのマリアージュの醍醐味です!