■主な内容
会社の経営者が好きな本といえば、いわゆるビジネス書であったり、中高年になると中国の歴史書であったり、あるいは野球の監督が書いた本であったりするのではないか。それはそれで役に立つが、それらはあくまで滋養強壮でしかない。
断言する。会社経営は、現金を生むこと。現金とは数字だ。数字とは簿記だ。
簿記はたしかにわかりにくい。しかしそもそも簿記は商人が発明したものなのだ! しかも500年も前に。野球監督の本や徳川家康に学ぶのもいいが、商人の大先輩に習うべきではないか!簿記がこれほど長く使われているということは、やはり「ツカエル」ものなのではないだろうか。いや「必須」といってもいい。経営者は簿記の試験を受けるわけではないから、ツボだけ押さえればよいのだ。
税理士黒川明先生は中小企業を中心に非常に多くの会社顧問をされている。銀行との交渉、税務署との交渉も経験豊富である。簿記は税金の計算をするためのもの、という誤解も解いてくれる。資金繰りや融資交渉ばかりか、簿記の知識があれば、新規事業への参入判断、広告戦略、人事、など、判断がきわめて合理的にできるようになる。
【内容紹介】簿記について試算表 BS PL売上原価・売上総利益販管費・営業利益営業外損益・経常利益流動比率固定比率・固定長期適合率自己資本比率テストゼミ形式で、実際の会社を取り上げて解説。取り上げる会社=東京電力 ブルボン ミクシィ 安楽亭 ドンキホーテ 一休 武田薬品工業 新日本製鉄 ワタミ 日立造船 アスクル 資生堂 日本航空 楽天 TAC マルハニチロHD 吉野家HD 東レ トヨタ ヤフー 京王電鉄 花王 伊藤忠商事 比較.COM 日本トイザらス 任天堂 雪印乳業 ローソン 日本テレビ放送網 ぐるなび 三菱地所 旭化成 三菱UFJFG
■ 講師紹介(税理士 黒川 明)
平成 9年 3月 私立函館ラ・サール高等学校卒業平成17年 3月 東京都立大学経済学部経済学科卒業平成17年12月 税理士合格(法人税法、所得税法、相続税法、簿記論、財務諸表論)平成20年 1月 多摩市にて黒川税理士事務所を設立セミナー経験豊富、ほぼ毎月1回はセミナー講師を務めている。税務調査強いと評判。顧問先数の増加に合わせて、職員数も増え、その数はすでに10人に達する。