すっかりドゥモンターニュタテシナの定番となったピノグリ樽発酵・樽熟成です。
VT2024は、酷暑で酸落ちに苦しめられたVT2023と比べて酸がしっかりと残り、ピノグリらしい
ふくよかなボディにファーストアタックできりっとした酸を感じる、立科の冷涼さを感じさせる白ワインのスタイルとなっています。
昨年と同様に、ピノグリらしさを出すために酸化的な仕込を目指し、プレス時には一切亜硫酸を使っていません。
また、プレス前のスキンコンタクトも積極的に行いました。
発酵ですが、新樽(相性がよかったのでVT2023に使ったのと同じ樽メーカーのフレンチオーク)にて
本発酵とマロラクティック発酵を行い、その後オリ引きせずにシュールリーの状態で熟成させました。
ピノグリの品種特性と若干リッチなボディスタイルを目指して瓶詰め直前までの樽熟成となりました。
そして、ブドウが健全であったおかげで健全なオリが出来、結果シュールリーも有効だったと思います。
発酵終了後から瓶詰めまでの間は必要最低限の亜硫酸添加に心がけ、清澄も行わず軽いろ過を行った後に瓶詰めしました。
VT2024は果実の段階で酸がしっかり残りましたので、(VT2023では行わなかった)
マロラクティック発酵も実行でき、酸とふくよかなボディが調和出来たと思います。
また、ろ過を軽めにしたことによりミネラルもより感じると思います。
合わせる食事ですが、ブランウルティムと比べるともう少し重みのある料理、例えばチーズを使った料理にも合うと思います。
和食であれば豚の生姜焼きとか朴葉みそ焼きどうでしょうか?ピノグリの個性である苦みが味噌にマッチングするような気がします。
色々お試しください。
(文:ドゥモンターニュタテシナ 安孫子さん)※こちらの商品はご注文につき3本までとさせていただきます。
ボディ 甘さ 酸味 果実味 複雑さ 樽香 4 3 4 4 4 3
- タイプ(Type)
- 白ワイン(White wine)
- 生産者(Winery)
- ドゥモンターニュタテシナ
- 産地(Region)
- 日本(Japan)>立科町
- 品種(Grape)
- ピノグリ
- 内容量(Volume)
- 750ml
- 備考(Remarks)
- 減農薬栽培/亜硫酸少量添加