2023年は暑い夏を反映してブドウが過熟気味になる傾向(糖度は上がるものの酸落ちが見られる)が強く、
カベルネフランに関しても、例年10月末に収穫するタイミングを3週間早めて10月第1週には収穫いたしました。
9月に入って雨が少なかったこともあり、糖と酸のバランスの良い極めて健全なブドウが収穫出来ました。
収穫後除梗破砕、そして発酵前浸漬・複数の酵母を使った発酵・発酵後浸漬と、マセラシオン期間は16日間に渡りました。
プレス後はマロラクティック発酵を行い、その後一部をステンレスタンク、一部を古樽で熟成させ、
今年の11月にステンレスタンク貯酒のワインと樽貯酒のワインをアッサンブラージュ、無濾過・無清澄で瓶詰しました。
除梗破砕から瓶詰に至るまでの過程において、ブドウが健全であったおかげで亜硫酸の使用量は必要最低限に抑えることが出来ました。
また、猛暑のせいもあり、色調も良好で今までのスタイルよりも骨格がしっかりしています。
ワインのスタイルとしては、弊社の従来のカベルネフランの延長上(正し、酒質は更にグレードアップ)にあると思います。
最後に、可能であれば抜栓後2~3日経ってから飲まれるか、抜栓後すぐに飲む場合はデカンタージュすることをお勧めします。
それによって健全な酸化が促進されてワインが開くと思います。
(文:ドゥモンターニュタテシナ 安孫子さん)
ボディ 甘さ 酸味 果実味 複雑さ 樽香 3 3 3 4 4 2
- タイプ(Type)
- 赤ワイン(Red wine)
- 生産者(Winery)
- ドゥモンターニュタテシナ
- 産地(Region)
- 日本(Japan)>立科町
- 品種(Grape)
- カベルネフラン
- 内容量(Volume)
- 750ml
- 備考(Remarks)
- 減農薬栽培/亜硫酸少量添加