その名も神のロワール!継承する畑を持たなかったオード・クラヴィエは、ロワール、ブルゴーニュ、ローヌ、ボルドー、オーストラリア、
ニュージーランド、チリの各生産者の下で修業を重ね、途中2006年以降は難関国家資格である
「エノログ」(ワイン醸造技師)としても活躍しました。
2015年に、彼女の生まれ故郷であるトゥーレーヌ地区オワリー村に10ヘクタールの畑を譲り受ける機会を得て、
自身のドメーヌ「ディヴァン・ロワール」(「神のロワール」)を設立しました。
「20年以上にわたって、多様な哲学に基づく多様な形態のワイン造りに触れ、学び、携わってきました。
習得したすべての技術を礎として、独立後は私の感性がおもむくままに、自由な精神でワインを造りたいと思いました。
小さい頃から「聖闘士星矢」の大ファンで、「ペガサス」という名前のワインは絶対に造りたいと思っていましたので、
そこからインスピレーションを広げてギリシャ神話の神々をモチーフにしたワインを造ることにしました。
ラベルの絵も私が描きました」。
創業直後よりすべての畑でビオロジック栽培を開始し、2020年にビオディナミに転換しました。
また、「以前のオーナーが遺してくれた素晴らしい古樹たちをこれからもずっとこの地に遺してあげたい」
という思いを込めて、セレクション・マサル(マス選抜)にも熱心に取り組んでいます。
「ぶどうたちは品種やテロワールの違いによって個性が大きく異なりますが、みんなが一番美味しい
ワインになれるよう、ステンレスタンクやアンフォラ、様々な大きさの樽を使い分けます。
醸造用添加物は一切使用せず、SO2だけキュヴェによって必要最小限使用して、
ほとんど手を加えずにナチュラルに醸造しています」。
造りたいワインは「無条件で笑顔になるワイン」であり、ここには彼女のやわらかな感性とともに、
圧倒的な知見と技量を誇るエノログとしての自負も込められています。
味わいは、精緻、自由、至福。エレガンスの極みに達しています。
1000リットルの粘土製のアンフォラで発酵後、9ヶ月間シュール・リー熟成。
「ガイア」はギリシャ神話に登場する女神で、大地の母とされています。
青りんごのようなフレッシュな雰囲気が特徴。透明感がありスッキリ爽やかなスタイル。
青臭さが一切ないクリーンでガラス細工のようなソーヴィニョン・ブラン。
(文:ワインショップfun)
ボディ 甘さ 酸味 果実味 複雑さ 樽香 3 2 4 4 4 2
- タイプ(Type)
- 白ワイン(White wine)
- 生産者(Winery)
- ディヴァンロワール
- 産地(Region)
- フランス>ロワール
- ぶどう品種(Grapes)
- ソーヴィニヨンブラン
- 内容量(Volume)
- 750ml
- 備考(Remarks)
- ビオディナミ/亜硫酸少量添加