出版社 : 亜紀書房 (2023/8/28)
発売日 : 2023/8/28ISBN : 978-4750518121判型/ページ数: 四六判/ 224ページ
《日韓同時刊行》
〈マジョリティの〝恐怖〟が〝危険なマイノリティ〟の幻影を生む〉
「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」……。
なぜ、根拠のない風説が伝染し、現実の虐殺を生んでしまったのか?
豊富な資料により、日本近現代史の闇に潜む差別と排除のメカニズムを暴き出す、迫真の評論集!
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〈不逞鮮人〉=テロリスト像はいつ、いかにして作られたのか?
当時の新聞報道や行政文章、市民の証言から文学者・文化人の日記まで……。
丹念なテクスト読解によって日本近現代史の歩みを辿り、「関東大震災 朝鮮人虐殺」発生の深層に迫る。
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【目次】
第1部……〈不逞鮮人〉とは誰か──関東大震災 朝鮮人虐殺を読む
第2部……朴裕宏 ある朝鮮人留学生の死
第3部……ハルビン駅で会いましょう──安重根と伊藤博文の十字路
あとがき
主要参考文献
---------著者: 劉 永昇 (りゅう・えいしょう)
「風媒社」編集長。雑誌『追伸』同人。NPO法人東海学センター理事。1963年、名古屋市生まれの在日コリアン3世。早稲田大学卒。雑誌編集者、フリー編集者を経て95年に同社へ。98年より現職。著作に『日本を滅ぼす原発大災害』(共著)など。