風を待つ2024酸化防止剤無添加
ワイナリー:アグリクールつくり手 :片寄広明タイプ :赤/ドライ地域 :山形県上山市品種 :スチューベンボディ :MediumABV :11%容量 :750ml※要冷蔵
スモモ、カシスの香り、優しく程よい酸、黒系ベリーの瑞々しく柔らかな果実味、タンニンは穏やかでスルスルとノドを過ぎる味わい
2023年3月試飲会にて
片寄さんよりなかなか単体で楽しむ機会が少ない「ステューベン」。上山では栽培している生産者も少なく、日本ワイン全体でもステューベンを主体にしたワインは数えるほどしかありません。今回、その希少なステューベンを、農業・ワイン仲間である森下さんから分けていただき、ワインに仕上げました。今年のステューベンは糖度が高く、期待を持てる出来でしたが、収穫直前に今シーズン最大級の大雨が降り、果皮の薄いステューベンが割れるという難しい状況に直面しました。そんな中でも、丁寧に選果し収穫しました。ラブルスカ系特有の香りや風味を持つこのワインは、ブラインドテイスティングでは MBA やデラウェアに間違えられることもありますが、ステューベンならではの個性をしっかりと感じていただける味わいです。みずみずしい果実味に程よい酸味が調和した仕上がりとなっています。日本ワインの中でも珍しいステューベンの魅力を、ぜひお客様にお届けしたいと思っています。このワインを通じて、多くの方が新たな発見を楽しんでいただけると幸いです。~ラベル~市川 ともかさん @tomokart赤果実のニュアンス、かわいい女の子のイメージにともかさんが感じたという「針葉樹と風」で表現して頂きました。~ワインへの想い~日本人が、日本で、日本ワインを作るなら日本に根づいたブドウで。日本ワインで日本人の文化、伝統、感性を表現したい。日本人にはもちろん、海外の方にも日本ワインで日本を感じて頂きたいです。~ワインに関して~亜硫酸無添加で且つ寒い時期の瓶詰めのため、暖かい場所での保管で瓶内の気体、液体の膨張。また、残糖による多少の瓶内発酵も考えられますのでコルク浮きの可能性がありますが劣化につながることではございません。