重ね茶碗――おもてなしを皆さまに
抹茶でのおもてなしは、お客様が増えても動じません。茶碗が2つあれば、たくさんのお客様に対応できるからです。
抹茶は茶がらが残らないので、「茶碗を清める」と「抹茶を点てる」がスムーズにできるお茶。ですから、2碗を交互に点てると、複数のお客様をもてなすことができるのです。このような点前を「重ね茶碗」と呼びます。
モダンでスタイリッシュな、間違いない「おもてなし茶箱」
今回ご紹介するのは、突然の来客にも余裕をもってお応えできる「重ね茶碗」の茶箱です。主役は、イタリア製〈ジノリ1735〉のグリーンの茶碗と、藤平寧さんの美しい銀彩茶碗。
茶碗と茶碗の間に挟むのは、愛らしいうさぎのへだてです。ストライプの茶碗袋や白銅建水も美しく、すべてをスタイリッシュに収納できます。孔雀緑のインドシルクで仕立てた茶器袋とポルカ・ドット・グリーンの茶杓袋が道具のアクセントに。モダンな草木染めのオーバルボックスにおさめました。
現代のどんな空間にもなじむ、間違いない「おもてなし茶箱」です。
1. 茶箱 オーバルボックス 草木染め2. 茶器 村瀬治兵衛デザイン 楓・ナチュラル 直径6cm×⾼さ5.5cm3. 茶器袋 巾着型4. 茶碗(S)5. へだて6. 茶碗(M)7. 茶碗袋(M)8. 茶杓(M) 白蝶貝 15㎝9. 茶杓袋(M) 長さ16.5cm×幅2.5cm10. 建⽔(S)村瀬治兵衛デザイン 白銅 ⼝径11×⾼さ7cm11. 茶筅12. 茶筅筒 村瀬治兵衛デザイン13. 茶巾14. 茶巾筒 村瀬治兵衛デザイン
嘉門工芸の茶籠・茶箱
小さな箱や籠に小さな茶道具を詰めて持ち運び、野点を楽しむ茶箱や茶籠の文化は、千利休が始めたといわれます。ひとつひとつ道具を選りすぐり、取り合わせ、箱や籠にきっちりと収める。そこには日本古来の重ねの美学も表現されています。嘉門工藝では、その長い歴史に畏敬の念を抱きつつ、めまぐるしく過ぎていく今の時代にこそお茶の時間を持っていただきたいと願い、茶籠・茶箱を企画しています。
茶籠や茶箱を構成する道具のひとつひとつは、まさにアートピース。現代の用の美を備え、持っていて嬉しく、使いやすさも魅力の品々が揃っています。茶碗は現代の作家ものが中心。他の道具類も、たくさんの熟練の職人にご協力いただいて作ったオリジナルがほとんどです。また、漆芸家村瀬治兵衛がデザイン・監修して製作した、茶器・建水・茶筅筒・茶巾筒は、他にはないと人気の商品。道具と袋物類の取り合わせも好評をいただいております。
リビングの棚に茶籠や茶箱があれば、さっと取り出して抹茶を点てられます。茶葉が残らない抹茶は、キャンプなどアウトドアにもぴったり。いつでも、どこでも、ひとりでも、どなたかとでも。気軽にアートとお茶を楽しんでいただけたら幸いです。