山奥の原生林の沢栗、樹齢何百年もの大木からくりぬいた、大碗。轆轤(ろくろ)をつかってくり貫くことのできる最大サイズで、轆轤に原木を据え付けて作業すると、家全体が揺れるほどの迫力があります。
1点1点すべて表情が違う木のもつ魅力を、目いっぱいに楽しめます。
何も入れずとも空間に置くだけで、圧倒的な存在感を放つ大椀ですが、季節のお花や果物をいれても、もちろんお料理をいれても映えます。
和洋問わずにつかえ、どんなものも美しく見せる、自慢の逸品です。
7.8寸(24cm)1尺1寸(32cm)011尺1寸(32cm)021尺3寸(39.4cm)
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「栗材」(以下 ◆参照)は、軽さ、油もの、熱いものに強い堅牢さが魅力です。
更なる魅力は、大木からくり抜いた、豊かなデザインにもあります。
・お鍋の材料をたっぷり盛り付けたり、
・おせち料理やパスタなど、和洋問わない盛り皿として、
・果物やお花をあしらって季節のしつらえに。
◆「栗材」は、
山深い厳しい環境に生育する希少な国産天然木を使っています。
ゆっくり育つことで木目が細かくなり、軽さと美しさを生み出します。
特に栗材は、昔から橋や家の土台に使われるほど堅牢なことが他に代えがたい魅力で、あつい食物や油の食材をのせてもシミになることはありません。
◆「漆」は、
漆は語源が「麗し(うるわし)」といわれ、木の中で唯一「きへん」ではなく「さんずい」で表され、古来、漆の樹液がとても希少であり、自然の恵みに対する人々の想いが感じられます。
英語で「Japan」と言われるほど、漆器とは日本を代表するもの、日本独自のものであると世界が認識しています。
作家紹介三代⽬村瀬治兵衛(さんだいめ むらせ・じへえ)⽊地から塗りまで、漆器を⼀貫制作する漆芸家。1980(昭和55)年東京造形⼤学美術学科彫刻専攻卒業。同年より家業の⽊地師・塗師として専念し、2011(平成13)年3代⽬を襲名。今の時代にあった⽤の美を追求し、美術品も暮らしの道具も分けへだてなく制作。メトロポリタン美術館(アメリカ)、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(イギリス)などに作品が収蔵されています。
商品スペック素材:クリ製造:日本
※天然木のため1点1点風合いが異なりますお取扱いについて
■漆は酸・アルカリ・耐水・保温性に優れています。和洋問わず料理が映えます。ご使用を重ねることで、漆器特有の味わい深い経年変化もお楽しみください。
■やわらかいスポンジや、天然素材のタワシ等で洗っていただくことができます。食器洗浄機・電子レンジ・冷蔵庫などは劣化を早め破損の原因になりますので、ご使用にならないでください。
■直射日光・乾燥にお気をつけ下さい。ナイフなどのご使用は、擦り傷や破損の原因となりますのでお避け下さい。