商品紹介
この裂地は京都 龍村美術織物製。伝統の織物の美を堪能できる逸品です。
「銀吉野」と命名されたこの裂地の由来「京都の豪商の粋人灰屋紹益と、当時の粋人仲間を羨ましがらせたロマンスをもち、その後紹益夫人となった女性は島原の名妓吉野太夫だった。才色兼備の彼女は茶道の奥義に達していたという。 名物裂に吉野間道と呼ぶ裂地があるが、これは吉野太夫の打掛の裂といわれる。濃い浅黄地に色糸で格子を真田風に織出すが、本品は白地に銀糸を用いて吉野間道の風趣をうつし、現代感覚を強調したものである。」京都龍村美術織物様より引用させていただいております。
この織物は先染めの糸を織り込んだ生地です。タテ糸とヨコ糸が直角に交差し、模様や風合いを織りなす生地を織物と定義付けますが、その織物の中でも糸を先に染めて織り、柄を表現するのが西陣主流の技法です。金糸や銀糸を織り込んだ雅な紋織物。織りの柄表現は、白生地を後から染めたりプリントしたりする後染めの織物と比べ、深みのある高級感漂う表現力が特徴です。紋織物は、天正年間 (1573~92)に明より伝来。高級織物の名産地、京都・西陣を主産地に織り継がれてきました。
龍村美術織物正倉院裂や古代裂の復元から独創的な織物まで幅広く手がけ、美術織物というジャンルを確立した、京都のプロフェッショナル集団。
明治27年創業。
茶籠茶箱のMサイズの茶杓に合わせた茶杓の袋です。
商品スペックサイズ(約cm): 16.5×2.5