作品紹介
「秀衡椀」お祝いごとの贈り物に……贈る人も、使う人も心満たされるお品です。
「秀衡」塗とは、平安時代末、奥州平泉を治めていた藤原秀衡が京より職人を招き、地元原産の漆と金をふんだんに使って器を作らせたのが起源。源氏雲に有職菱紋(菱形金箔の秀衡文様)と子孫繁栄と豊作を願う草花文様を配した意匠が「金・黒・朱」漆で描かれています。重厚な漆絵は伝統美にあふれていて、晴れの日に格調高く彩りを添える椀となります。懐石の煮物椀として華やかに美しさを引き立てます。茶席はもとより、ワンランク上のおもてなしにお試しいただきたい逸品です。
作家紹介三代目 村瀬治兵衛村瀬家は江戸時代から3代続く木地師の家。 昭和に入り、初代治兵衛か木地から塗りまでの一貫製作を始め、今に至ります。 三代目は1957年生まれ。大学で彫刻を学んだのちに家業につき、2001年襲名。 分業化が進んだ漆器の世界で、全工程を一貫して手がけることは稀有ですが、 それこそがオリジナリティを生み、高い評価を得ています。 国内外の美術館にコレクションされる作品がある一方、暮らしの器も隔てなく作り続けています。
商品スペックサイズ(約cm): 13.7 × 高さ7.9