もし、彼らがライブに向かう途中で、アウトバーンで立ち往生するたびに1ドイツマルクをもらっていたら、彼らは、まさに億万長者になっていただろう。今、彼らには30年もの長い道のりがある...。
世界ツアーとレコード制作で、ダーティ・サーティにたどり着いた。オルガン・シャッフルをベースにしたオープニングの「Death Tax」からクローズの「Hear My Baby Naggin'」まで、「Dirty Thirty」はシカゴやニューオリンズ、それにメンフィスやウエストコーストのブルースの伝統に敬意を表して、アメリカのリズム&ブルースの黄金時代の裏路地を旅してきたのである。
それ以来、『B. B. & Blues Shacks』は、絶え間ないツアーと多くのアメリカ人アーティストのヨーロッパ・ツアーのバックで、道と音楽の経験を宝箱に蓄積してきた。
アールト兄弟とヘニングは、長い間一緒に演奏しているので、相手が何をしようとしているのか、何を演奏しようとしているのかを正確に知っており、この時点で、彼らはお互いの心を読むことができると確信している。
オルガンとピアノのフェビアン・フリッツとドラマーのアンドレ・ウエークマスターの素晴らしい音楽性が加わり、今日のバンドにはほとんど存在しない音楽的凝集要素を作り出しているのである。
もしあなたが自分のバンドの名前を考えようとしたことがあるなら、それがどれほど難しいか分かるだろう。B.B. & The Blues Shacks というバンド名は決して気に入ってはいないようだが、それはあまりにも残念なことだ。この汚い商売を30年続け、ドバイからドェニーまで何十万人ものファンに支えられてきた彼らは、もうこの名前から抜け出せないのだから。
R.J.ミショー 2019年9月10日
- Disc 1 -
1 Death Tax
2 Rambling Kind
3 Three Handed Woman
4 I Run for You
5 Not the One for Me
6 One More Drink
- Disc 2 -
1 It Takes Time
2 Hear My Baby Naggin'
3 Moonshine Blues
4 By the Way
5 Oh Little Girl
6 You Better Don't Wanna Know
7 Crime Time