特徴 古材と言える程には使い古していない足場板。
1〜2回現場に行っただけの板ではありますが、やはり新品とは明らかに違う足場板です。
日本の杉は柔らかい、だから傷が付き易い、だから経年変化も早く短期間で雰囲気を醸し出せる。
これが杉足場板の特徴でもあり、魅力でもあります。
そんな杉足場板の特性を活かし、力強さと経年変化の風合いを兼ね備えた商品です。
資材背景もあって数量限定でのご提供となりますが、在庫があればぜひ一度使ってみてください!
(生産が不安定なため、設計指定はご遠慮ください。)商品について ■仕上げについて
一度鉄サビ塗装をしてから表面にサンダーをかけているので、古材ほど雰囲気のバラつきはないイメージです。
元々が粗い素材ということもあり、端部や厚みの差がある場所・キズなど、部分的にペーパーのかかりが甘い箇所が含まれます。
※一般住宅でのご使用の場合は商品の特性を理解されたうえでご使用ください。必要に応じて別途ペーパーを掛けてください!
■表裏の目安
当社基準により、片側OKなら合格としています。
裏面に関しては「敷板」という文字の刷り込みが入っているもの・キャラクター(個性)の強いペンキが付着したもの・エイジング加工が薄いもの・損傷の激しいもの等が含まれます。
店舗床材としての強度が認められるものを選別しており、当社基準により表とみなされるものを上にして梱包しております。
お好みにより裏面と表面を使い分けください。
■仕上がり
サンダーペーパーでなめらかに加工しております。基本がラフな素材のため、隙や反りや割れ、あるいは部分的なささくれなど起こる場合があります。
原則は上履き(スリッパ)でのご使用を推奨しております。必要に応じてサンディングなどのメンテナンスをお願いします。
■釘やタッカー針の除去
目視で容易に確認できる釘やビスは除去しておりますが、稀に頭が取れた軸部分のみが、板の中に埋没されているケースがございます。
タッカー針(太いホッチキス針のようなもの)については、素材の雰囲気を壊さない程度のものは敢えて除去しておりません。お好みでない場合は、反対面を使用するか、お手数ですが自ら除去してご利用ください。
■板の反り
いわゆる無垢の一枚板ですので、無垢材がゆえに多少の反りはあります。
一目で反っていると分かる程度の長さ方向の反りは撥ねています。
■板の割れ
端部の貫通割れについては長さ20センチ(手を広げたサイズ)を超えるものは除去しています。
(表面の割れ筋が30センチ、裏面の割れ筋が15センチの場合、貫通割れ15センチと判定しますので、基準内となります。 実際には、それを超える割れであっても下地に貼り付けてしまえば、左程支障もなく、割れもまたアジとして受け入れていただければ幸いです。)
芯割れといわれる中心部分の細かな割れは、下地が見えない割れなので使用に支障はないものとしています。表示寸法の誤差 表示寸法は製材時(未乾燥時)の寸法ですが、利用過程で乾燥し、更には収縮・磨耗などの影響で実際の寸法は幅方向で+−5mm程度、厚み方向で+−1〜2mm程度の誤差があります。
また長さ方向につきましても加工精度により0〜10mm程度の誤差があります。施工上のご注意 ●商品は含水率が18%程度となります。ご利用される条件にもよりますが、施工後に更に乾燥が進み、少なからず隙間が発生します。予めご了承ください。
数日ほど現場の空間に馴染ませてから施工すると発生が軽減できるかと思います。隙間がどうにも気になる場合は1.隙間を塗装する 2.隙間にウッドシールやパテを充填する 3.埋め木を施す などの対応をお願いします。
[アジのある杉足場板NEWS] 2009.03.26 含水率と隙間の関係