イギリス アンティーク Ford&Sons ミートディッシュ

イギリスの窯元フォード・アンド・サンズ社が20世紀初頭に製作した大柄なサービングディッシュ。

スタッフォード州のストーク･オン･トレント市バースレムで1860年代に生まれ、1960年代に廃窯するまでの100年ほど同地で操業していた窯元です。

「デイヴォン」と名付けられたこちらのエレガントなパターン、艶やかな白色釉の上にインディゴ（藍）ブルーで印判刷りし、ピンポイントに金彩を施した上品な仕上がりです。

一品料理用の大皿＝ミート・ディッシュとして実用されていた物と思われます。

プレートというにはかなり深掘りですので、肉汁たっぷりのロースト塊ないし汁気のある魚料理や煮込み料理を盛るのにおあつらえ向きです。

表面にカマヒ（＝灰や陶土が固着したまま焼成された細かな粒。ダメージではありません。）があります。

年月なりの時代を経た質感はありますが、頑丈に作られている食器なので製作から100年を経た現在でも実用できる良い状態です。