こちらの大柄な陶製ジョッキは20世紀後期にオーストリアの陶磁器メーカー、リリエン・ポルツェラン※によって作られたもの。ビアマグ、タンカード或いはハンペンと呼ばれるタイプの陶製ジョッキに、ブルーの釉薬で上絵付けを施し焼き上げてあります。
所謂ダブルネーム(=2つのメーカー名が入れられた製品)アイテムとなりますが、本体は上述のリリエン・ポルツェラン製で、絵付けを施したのはノルウェー中部トロンデラーグの古村マルムの工房グレル・アンド・ポステュリン。
ノルスク・ドーベルマン・クラブ(ドーベルマン・ピンシャーの健全な育種、育成を目的としたノルウェーの畜犬団体。1922年発足。)の記念品として作られたお品と思われます。