20世紀イギリスで作られたタンカード(アルコール飲料用のマグカップ)です。
一見普通のマグですが、中身のお酒を飲み進めていると突然カエルが顔を覗かせます。”フロッグマグ”※と呼ばれる18世紀イギリス発祥のテーブル・ウェアで、陶製の蛙は単に放り込んである訳ではなく、マグカップと一体化しています。こちらはコミカルなデザインですが、中にはかなりリアルなカエル入りのものもあり、知らない人はギョッとする事うけあいです。手彩色とプリントで絵付けがされており、可憐な小花とカエルのギャップが効いています。いわゆるお酒の席のジョークグッズですが、パブ文化のあるイギリスならではの洒落た発想ですね。
全体にきれいなクレージング(経年から来る薄い網目状のヒビ)が見られます。また口縁一箇所にチップが有ります。画像よりご確認下さい。