光沢のあるブラックエナメルでコーティングされたメッシュが美しいWhiting&Davisのスネークベルト/ネックレス。
長さが約1mあるので、ラリアットネックレスのように胸元でY字型にしたり、2重にしてチョーカーのように巻いたり、またはウェストに巻いてベルトとして、様々なスタイルで着用できます。
スネークヘッドの頭部にはアンバーカラーのラインストーンを敷き詰め、目にはキラキラと輝くマーキースカットガラスが埋め込まれています。
顎の部分にU字型のクリップがあり、メッシュ部分のどこでも取り付けることができます。
このスネークモチーフのアクセサリーは、1963年に公開された映画「クレオパトラ」(エリザベス・テイラーとリチャード・バートン主演)のプロモーションを行っていたWhiting&Davisが、同時期に発表した「クレオパトラ・コレクション」の流れで製作されたもの。
Whiting&Davisのメッシュ技術によって作られた高品質なスネークベルト/ネックレスは、現在もコレクタブルアイテムとして高い人気があります。
また保管状態によってはメッシュ部分が変形することもありますが、こちらのベルトのメッシュの状態は良好。
ブラックエナメルが少々薄くなっている部分がありますが、おそらくよくクリップが留められていた部分と思われます。
経年の擦れや小傷がありますが、全体的には状態は良好です。
スネークヘッドの裏側にブランドロゴ(オーバル型プレート)が入っています。
【Whiting&Davis】
1876年マサチューセッツ州プレインビルでウィリアム.H.ウェイドとエドワード.P.デイビス、ルイス・ヘックマンによって設立され、当時人気のあったメタルメッシュベルトとチェーンを製造していました。
1880年、16歳で入社したチャールズ・ホワイティングが瞬く間に経営陣へと昇進し、1892年最初のメッシュバッグを発表、1896年共同経営者となり、社名をWhiting&Davis社と変更しました。
1907年には独自のメッシュ技術を用いて、ヴィクトリアンやアールヌーボーなどの伝統的なデザインジュエリーの製造を始めました。
いくつかの文献やオンラインの情報源などによるとジュエリー製造は1991年頃には終了。
しかし135周年を記念して、2011年から一部ジュエリーの販売を再開しています。