1930~1950年代にかけて、アメリカではウィットに富んだユーモアのあるジュエリーが数多く作られていました。
おそらく大恐慌や戦争などの暗い時期を乗り越えるために生み出されたものではないかと思います。
また戦争による材料不足のため、ジュエリーには木材やフェルト、粘土やガラスなど使用されたようです。
こちらのスコティッシュテリアのブローチもそのひとつ。
ざっくりとした彫刻にハンドペイントで色をつけ、コロンとした目がついています。
精巧な作りではないけれど、その時使える材料の中から人々が楽しいと思えるものを作り出す意欲とアイデアから生まれたブローチだと思うと、可愛さもひとしおです。
ヴィンテージ品につき少々の擦れ、小傷があります。