イギリス19世紀末創業の陶磁器メーカー、W.H.グリンドリー社が1960年代に生産していたシリーズ、”アヴォカ”のミルクジャグ。
同社は1880年にウィリアム・ハリー・グリンドリーとアルフレッド・ミーキン(後にストーク・オン・トレントを代表する陶芸家一門、ミーキン・ファミリーの創始者として知られる)によって創設された窯元です。この品が作られた時期(1960年代以降)はベイカー兄弟社やサンプソン・スミス社等と共にアルフレッド・クロー社の傘下で創業していました。
プリントと金彩に細かな剥げがあるほか、注ぎ口と持ち手に焼成時の釉薬ムラ(カマヒ)がそれぞれ一カ所あります。