透明感のあるパープルのエナメルを背景に、シルバーメタルの文様が映えるトリファリのイヤリング。裏面にも曲線の文様がさりげなく施されています。イヤリングの留め具の耳たぶの後ろに当たるパーツは可動式。クッション性が高く、耳が痛くならないように工夫されています。サイズは少し大きめですが、すっきりとしたデザインでカジュアルからドレスアップまで様々にお使いいただけそうです。1点の裏側に1mmほどのシルバーの剥がれた箇所がありますが、目立ちません。こちらは通称「TMトリファリ」と呼ばれている1980年代後半から1990年代に作られたもの。この当時トリファリは1940~1950年代のオリジナル作品のデザインの復刻版製作を含め、高品質のジュエリーを製作していました。この時期の作品に「TRIFARI TM」のロゴが使用されています。このロゴ入りのジュエリーは品質が高いうえに、1994年MONETグループに買収される前に作られたトリファリの最後の作品として人気があります。
TRIFARI/トリファリ1910年にアメリカで創業。1920年には有能な手腕を持つCarl Fishelが加わって製造を拡大し、1940年代にはCORO社に次ぐ米国第2位のコスチュームジュエリーメーカになりました。この功績の多くはデザイナー、アルフレッドフィリップ(1930年-1968年在籍)によるものです。「トリファリスタイル」と言われる優美な曲線を多用したデザインが特徴です。