アメリカのFaries社が生産していたキャストアイアン(鋳鉄)製のテーブルランプ。当時生産されていた総鉄製インダストリアルテーブルランプの中でもオーソドックスなデザインのようで、〜1950年代頃までにFaries社以外の複数メーカーからも同型のテーブルランプが多数生産されていたようです。
一見かなり無骨というかサッパリしていますが、台座にはアールデコ様式の意匠が採用されており、19世紀アールヌーボから20世紀アールデコ〜モダニズムに至る先端芸術の流行の変遷に伴って移り変わって行った、プロダクト・デザインの過渡期を垣間見る事が出来ます。
ソケットサイズはE17で真鍮製のねじり式。市販の電球(白熱電球、蛍光灯、LED電球)がつけられます。60Wまで対応。電球は別売りです。コードは中間スイッチ付帯で、全長2000mm。