ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館にあるティーポットコレクションを、アメリカのフランクリンミント社が1985年にミニチュアで復刻しました。こちらは1755年頃に作られたBOW窯のティーポット。タイトルは 「BOW」ボウ窯は1747年頃から1774年頃までと短命な窯で、チェルシー窯と並ぶ英国最古窯として知られています。いずれも後にダービー窯に吸収されてしまうのですが、ボウ窯は牛骨灰を使ったボーンチャイナを開発するなど革新の窯としても歴史に名を残しています。紫や黄色の花々が鮮やかに描かれたティーポット。フタや注ぎ口の裏側にまで惜しみなく花々がちりばめられています。東洋と西洋の両方の雰囲気を併せ持つ、魅力的なティーポットです。商品はディスプレイ用に作られた物ですが、ミルクジャグやお醤油差しとして使用する事もできそうです。全体的に使用感のない、綺麗な状態です。