新ビンテージは10月前半頃の入荷となる見込みです。入荷後改めてご案内申し上げます。
マルヴァジアから造られるオレンジワイン。ラベルには満月をバックにたたずむマルティルデの一員、黒のオリエンタル・ショートヘアーの「デディカ」(「献身」dedicationから採られた名前)と、発酵を終えたばかりのこのワインが発するアロマから連想された黄色いバラが描かれています。生産地: イタリア・ロンバルディア州カテゴリー: IGT PROVINCIA DI PAVIA品種: マルヴァジア100%タイプ: 白(オレンジ)辛口アルコール度数: 13%
相性の良い料理: サラミや程よく熟成したチーズ、魚介のカルパッチョなどと良い相性を見せます。やや高めの温度でお楽しみ下さい。
マルヴァジアから造られるオレンジワイン。ラベルには満月をバックにたたずむマルティルデの一員、黒のオリエンタル・ショートヘアーの「デディカ」(「献身」dedicationから採られた名前)と、発酵を終えたばかりのこのワインが発するアロマから連想された黄色いバラが描かれています。
マルティルデは、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。
ぶどう栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。
マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部の畑には樹齢数十年の古樹が残っていますが、彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。
土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。
また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も同様に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。
1993年古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。発酵は全てステンレスタンクで行います。
マティルデのワインは家族、一緒に暮らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。果実本来の風味にあふれ、土地、ぶどう、家族への愛情が詰まったヴァンナチュール。