南半球で初めてビオディナミでのワイン造りを手掛けたミルトン・ヴィンヤードの手による、珠玉のシュナン・ブランです。マンゴー、トロピカルフルーツ、ライム、青リンゴのようなアロマ。 やさしい甘みと、柔らかさな酸味、ミネラル感が広がり、 熟成のポテンシャルを感じさせるワインです。ミルトンのフラッグシップワイン。ニール・ベケットによる「死ぬ前に飲むべき1001のワイン」にも選ばれた、ニュージーランド産シュナン・ブランの最高峰に位置付けられる逸品。
「テ・アライ・ヴィンヤード」は海から5kmの場所にあります。ギズボーンのこの辺りは「死ぬ前に行くべき場所」と言われる程素晴らしい場所ですが、この表現はまさにこのワインに相応しい表現だと思います。海に近いという事が、南太平洋特有のスタイルを確立させています。テ・アライ川からの秋の霧によって時折貴腐がもたらされ、沈泥土主体の土壌に複雑なテクスチャーとボディ、甘味をもたらします。私達が試金石と呼ぶフランスのロワール渓谷では、シュナン・ブランはよく似た特徴を持つ力強いワインを産み出します。最初にこのぶどうを植えたのは30年以上前ですが、定期的に植え替えをしています。
ワインメーカーズ・ノートシュナン・ブランから世界最高のワインを造り出すという決意は、長年に渡り我々にとっての挑戦でありファンタジーを瓶詰めするようなものです。この畑にはシュナン・ブランの4つの最高のクローンが植えられ、手摘で収穫を行います。ぶどうを収穫後果梗を取り除き、タンニンは残さずピュアな酸味を保つため長くゆっくりと直接プレスします。マセレーションはせず天然酵母で発酵(18~25℃)。発酵と共に栄養素が行き渡るように果汁は短時間オリと共に置かれます。発酵と熟成はデミ・ミュイ(demi-muids)と呼ばれる大きな 600ℓのオーク樽とステンレスタンクで行うことで、果実味を邪魔する過度な樽のタンニンが加わる事なく、時間と共にワインに熟成感と調和のとれた味わいが与えられます。(新樽比率5%)最終的な清澄は自然のまま行われました。酵母が残っていないかを確認するために瓶詰め前にフィルタリングしています。So2 添加は瓶詰め時に15mg/L、総亜硫酸量は100mg以下です。
生産者: ミルトン・ヴィンヤード生産地: ニュージーランド・ギズボーン品種: シュナン・ブラン100%タイプ: 白・辛口アルコール度数: 12%相性の良い料理: サーモン、クリームソースのパスタ、中華やエスニック料理テイスティングコメント: フレッシュなライム、白い花、クチナシ、きんかん、熟した洋梨の香り。オイリーでスパイスのニュアンスがあり、余韻のほろ苦さが心地良く、味わいはドライです。醸造・熟成方法: 発酵と熟成を600リットルのオークの大樽とステンレスタンクで行います。自社でブドウ栽培、瓶詰めまで行ないます。灌漑を行わない乾地農業を行い、醸造の際の澱引きには動物由来の物は使用しません。認証:BioGro のオーガニック認証、Demeter のバイオダイナミック認証
総酸量 : 6.5g/l. 残糖分 : 7.7g/l