杢が美しい大型の関東黒柿火鉢
貴重な黒柿を使った大型関東火鉢です。
柿の木はひ弱で成長が遅く、数百年の古木であっても幹径は1mにもなりません。
この樹齢を重ね、古木になると、芯材に墨で書いた様に黒い模様が入るものがあります。
これが黒柿です。
この模様が出るものは、稀で、木の成分タンニンと土中の金属が影響して黒変するという説もありますが、はっきりとした科学的な根拠もなく、自然界の神秘と いわれています。
この火鉢の特徴は、オスの孔雀の尾羽根のような模様が、黒柿の杢目として前後 左右の横板、上部の枠、猫板にきれいに出ていることです。
黒柿の美と言えば、荘厳さと品格を持ち、神秘とも言える見事な杢の模様の美しさのことでしょう。
そのため、黒柿を素材として作られた火鉢は、希少価値が高く、珍重されております。
- 素材
本体部:黒柿
引き出し内部: 桐材
猫板:黒柿- サイズ
本体:幅780mm 奥行430mm 高さ410mm
炉:幅510mm 奥行340mm 高さ155mm- 状態・ご注意点ほか
大きなイタミ、コワレはなく、非常にきれいな火鉢です。
中古の「吉原五徳、火箸、灰ならし」付き