球杢のきれいな格調のある関東火鉢
火鉢の素材としてのケヤキは、装飾性、希少性から「球杢」が最上の一つとされており、磨けば艶が出て、年を経るほど趣がでるものです。
この球杢は、樹齢数百年の大木(老木)の根より、2~3mの部分だけに現れるこぶを切ったときに出る文様で、古来、良い杢を選び、活かすのが職人の腕といわれています。
この火鉢は昭和初期の品と推測され、職人が材を選び、吹き漆に良い風合いの色艶で、最後まで仕上げた格調のある逸品です。
- 素材
本体部 ケヤキ
引き出し内部 18mmの桐材
引出取手 赤胴、猫板付
- サイズ
本体:幅760mm 奥行430mm 高さ435mm
炉:幅475mm 奥行350mm 高さ155mm
- 状態・ご注意点ほか
昭和初期製なのに、長年の使用にたえるしっかりとした作りですが、経年的なキズ、よごれがあります。