Panspermiaの制作テーマは”生き物”です。地球には数多くの生き物が暮らしています。数多くの音楽、音色が生き生きと美しく聴けるようなケーブルを目指して作られました。世界でたった一組のみの販売です。
Watson Standard Panspermia (1mPair)
Panspermia
WATSON STANDARD Panspelmiaは75%が英国系Vintage材料によって作られています。WATSON STANDARDではHOT側は全て共通でGND側の違いによって個々の音色が作られています。
PanspelmiaではMASONRYスタビライザーが中央に備えられその両脇にアンシンメトリーに磁性体線材がRCAプラグまで伸びています。
一方の1890年製スタビライザーは微量の使用により低域と中低域に効果域が分けられています。
構造的類似としてはWATSON Prokrisの右側と共通点がありその違いは唯一、1890年製スタビライザーの有無にあります。
このPanspelmiaの音の渋さと旨味は改めて"銅"と言うものの暖かさと音の厚みがそれを成しています。
パンスペルミア 2020 12/4
A Day In The Life The Beatles Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
ピアノの音がよかった。そして左側のマラカスの音が生々しく鳴りそのエコーが右側に流れるのも明確に聴き取れた。またベースの不動感がいい。びっしりとそこに居る。そしてドラムが重厚だ。ジョンの声は若く当時の雰囲気をそのまま伝える。音楽の記録は魔法だ。写真も記録だが動かない。音楽は動く記録なので、つい「今鳴っている」本物と勘違いできそうな所がいい。この音素晴らしいね。
Hope Igor Prochazka Trio Easy Route
軽快なJAZZ、シンバルがいい!まるで蝶のように舞って蜂のように刺すシンバル・ワークだ。また音と音の間が良くこんなJAZZも心地良い。ピアノがお喋りしてるように流れる。そこにベースとドラムが有機的に混入する。改めてピアノがいい、ベースがいい、ドラムのタムの音がいい。ベースが歌って音楽全体が歌っているようにパンスペルミアが鳴らした。
Tears In Heaven Eric Clapton The Clapton Chronicles
声がいい、これがクラプトンだ! 男の情けなさを歌わせたらクラプトンだ。男の悲哀の声、情けなくもつい聞き入ってしまう。散りばめられた音の全てが美しく輝き、その明確な定位、エネルギーのある解像度が生々しく迫ってくる。そして何よりも曲の良さ、歌の良さがパンスペルミアによって身に沁みる。
Finale John Williams ハリーポッターとアズカバンの囚人
この超複雑なオーケストラと合唱を見事にこなしている。なかなかこの曲はこのように鳴らせない。一本の電線に全てを託すのは並大抵ではない。特別な才能が要求されるのはその為だ。それにしても有機化合物のように、うねり胎動し蠢き煌めく音楽生物みたいだ。それがパンスペルミアの音だ。
Voodoo Chile The Jimi Hendrix Experience Electric Ladyland
この曲の録音は今では60年経っている古い曲。だが録音は摩訶不思議な色彩感と音響的浮遊感とリアリティに満ちている。だがそんな些細な事はどうでもよろしい、そもそも音楽とはMAGICからMUSICになったもの、理屈抜きに体感すればいい。そんな感じで元は魔法のような物なのだ。ジミ・ヘンドリックスは魔法使いで彼の持つ魔法の杖がストラトキャスターだったのだ。我々は彼の魔法捌きをただ楽しめばいいのだ。パンスペルミアがそれを叶えてくれる。
Panspermia左右よりも前後の拡がりが大きい。しかも、手前に拡がった音場の中にリスナーの頭が入った状態に感じる。そのため、ミックスで前方に振り分けられた音が、リスナーの耳の左右に定位して頭の周りにまとわりつくような聴こえ方をする。
しかも、前に出てくる音がとても大きく聴こえ、実体感がある。それゆえ、後ろに定位する音との間のコントラストが際立つのかもしれない。中低域および低域が、他の音域と混濁せず良く出ている。特にギターの低音弦やホーンが良い。
あたかも、自分がバンドメンバーと同じステージ上にいて、その中(ドラマーのすぐ目の前あたり)で演奏を聴いているかのようだ。高反発素材で作られた大小色とりどりの『音のゴムボール』が飛び出してくるかのようだ。
中低域がとても濃い!ネットりしてる。シンセや管楽器の白玉やリバーブに、軽いトリップのような感覚を覚える。金物の音量は少し控えめだがエッジがするどく、ほんのわずかにディストーション感がある。不良の匂いがするw。
アンビエント、テクノ、音響系もハマります。
カラフルな音のスクラムが前に前に!ラッシュに酔え!
Panspermia (パンスペルミア)
竹内まりやでは響きがシュア。音の色彩感がいい。サウンドステージは奥めに展開。音自体聞き手側にあまり出たがらないタイプ。上下方向の整合性はいい。ベースとキックの実在感が高い。立ち上がりが良く、低域の剛性感も高め。空間の感じはよく出ていて、分解能も高い。ストリングスの倍音の、絹を引くような細い美しさ。ダイレクトなトーンのニュアンスも持っている。
クラプトンではものすごい数の拍手で、前後方向によくほぐれて定位。上下方向の音像のつながりが良く、よく整合性が取れている。ギターの、胴の鳴りまで含めた音色感の再現性の高さ。ヴォーカルのまるってしていながら、ひなびた感じも出てくる。音像がそれぞれに独立して見事に分離。ステージ近くで聴いている感じ。高域はリアル。
春の祭典ではいい意味で軽い、重ったるさのない音。それぞれの楽器の音色感が実にリアルで、最低域まで出ているが、沈み込む感覚はない。センターの密度が濃くて、音像の安定度が高い。