※なお、モノラル・パワーアンプをお使いの方、そしてインピーダンスが高めの真空管AMPをご使用の方はノイズが出る可能性があるのでお薦めできません。最適使用箇所は音源からプリです!
INDY 72a AIRAIR GND FORMAT RCA CABLE
INDY 72a AIRAIR GND FORMAT RCA CABLE
AIR GNDとはケーブル構造のGND構築に於ける一大革命で、これまでの常識を結果的な音質を持って打ち破ることに成功したTMD独自の技術です。企業秘密ですので多くは語れないのが残念ですが、このGND構造によってケーブルはまた一歩新たな可能性を未来に踏み出しました。
INDY72a AIRはAIR GND構造を持つオーディオRCAケーブルです。主役となるワイヤーINDY 72aは19世紀末から20世紀初頭にかけて作られたアメリカ製VINTAGE WIREです。AIR GNDはEDITION-3で、ETCは1.2モードでKGBも4D要素として入っています。
INDY 72a AIRAIR GND FORMAT RCA CABLE
反則技だ!! この曲が鳴りだして10秒も経たないうちにそう思った。その理由はこのINDY 75a AIRに使われているGNDワイヤーに今後発売される予定の新しいFINAL CABLE素材が使われているからだ。ご存知のようにAIR GNDは音場を作るもので音色は別のものから作られる。それが使用するワイヤーなのだ。音のいちいちに深みが加わり聞き逃す事ができない魅力となっている。この音のヤバさは危険物質扱いだ。今回は脇役となったワイヤーが凄過ぎた。ドラマでもそうだが名脇役の参加がそのドラマの成否を分ける。一つ一つの音に違いを感じ取り一つ一つの音に感心してしまう。
このエレキベースの地中をグニュグニュ這い回るようなBASSが凄いっ!。左右に振り分けられたマラカスの音が不気味に定位する。これはHI-END云々より直接的な体験だ。ポップスなので音の忠実性よりは加工の極みを狙った音作りをこのケーブルは全て描き出している。そのいちいちの音が蠱惑的で吸引力に溢れている。それはバスドラムの音にもコーラスにも濃厚に出ている。
この心地よく歪んだギターの音が半端ない。バスドラの音は勿論言う事なく加えて生ギターの音も良い。乾いていて弦の鳴りが生き生きしている。そしてどの音に焦点を当てても格好いいのである。これは病みつきになる。
エレキベースと生ベースの違いはエレキは単純に弦の振動を増幅するだけだが、生ベースはそれ以外のありとあらゆる物音が混じるところにある。奏者の指が弦を弾く音、木の胴が共振する音。指が摩る音、触れる音、これら演奏ノイズ成分がごっそりと含まれるところに生ベースの醍醐味がある。それが全て露わになる、それがこのケーブルの真価だ。こうなると全く飽きる事なくいつまでも聞いていられるのだ。
正真正銘の正統派の音。このケーブルの場合、誇張や強調ではなく真実の音を出してくる。それが有難い。しかも、その正統派の音を更に越え音楽を意味の深いものに感じさせてくれる。これは更に更に有難い、考えてみれば我々はソースに含まれる音楽を額面通り拝受する事に飽きたらずあわよくばもっと感動をしたいとの要求を持っている。このケーブルはそんな願いを叶えてくれる。定位の実在感は物凄く、ステレオ装置での音像の曖昧な定位感ではなく実在的な物質が発している音と言う感じに近い。つまり、その音がそこに在るという感覚なのだ。加えて音楽のストーリーに感覚が没入する速度も半端なく早い。音楽が心に染み込んで広がり、音質云々の理屈の世界から脱出できる。
ドキュメント的にこの歴史的録音。ジミの短い期間に残した音源の中で最も意義深く彼のやりたい事が花咲いたアルバム。その中でもスタジオライブ的な臨場感の中Voodoo Chileが鳴り響く。このケーブルINDY 75a AIRは時と場所を一気に飛び越えて60年代後期の世界に我々を連れて行ってくれる。まるでスタジオ独特の匂いすら漂ってきそうなライブ感、ジミのストラトが叫び、吠え、すすり泣く...スティービーウィンウッドの弾くハモンドが唸りを上げる、当時最盛期だったミッチミッチェルのドラミングが目の前で披露される。この夥しい現場感にただただ圧倒される。これだけの再現力を持つケーブルは他にない。
音楽のドキュメント性はその時の全てを顕しているが、その性能が高いと視聴者は現場に連れて行かれる。どんな時期にどんな録音をしたにせよ、今、目の前で"再演"されるのだ。そうオーディオとは実は再演なのだ。今正に再演奏されるからくりの中にケーブルがありそのケーブルこそがあらゆるオーディオ機器の中で最も重要なアイテムなのだ。つまり再演のクオリティはケーブル次第というわけでハリーポッターの世界が惨めに小さくも、逆に壮大で美麗にもなってしまう..。オーディオで音楽を聴くという..一時を楽しくしたいのならAIR GNDのケーブルがいいと思う。
この曲の場合、ムードの再現とHIFI的展開のこの二つが必要で片方だけだとつまらない。ガルドーの世界はある意味、異国情緒WORLDだ。異国の旅の面白さのようなものを味わえないと全然面白くない。しかしそれにはHIFI的分解能や解像度というオーディオパワーも伴わなければならない。INDY 75a AIRはオーディオレンズ性能に長けていて、高いHI-END描写力と音楽的喜悦の両方を備えている。
まず声がいい。ボーカル物はまず声の良さだ。声が良くないケーブルは半分は失っている。そしてアコースティックギターのストロークが滑らかだ。Let There Be Loveと叫ぶところのTONEが最高だ。ピアノも円やかで美しい。一・二位を争う出来栄えだ。
このIndy 72a AIRは総じて聞いていて気持ちの良いケーブルだ。美しい音は美しく、荒々しい音は荒々しく、と高い描写性能が素晴らしい。
※なお、モノラル・パワーアンプをお使いの方、そしてインピーダンスが高めの真空管AMPをご使用の方はノイズが出る可能性があるのでお薦めできません。