34#Ansonia (1.0m Pair)
お陰様で第1期のファイナルケーブルの低価格の物は殆ど売れてしまいました。このアンソニアが最後の一組と言えます。
34#Ansonia
34#Ansoniaは恐らくはアメリカ製で最も高音質と思われるA社のVintage Wireを使用した傑作です。ファイナル・ケーブルの中では廉価な方ですが、これは素材の量の確保とある程度の数量が作れるためお客様が買いやすい値段にしてあります。
構造的にはETC1.2モードで作られGND側は音の超よい鉄素材の組み合わせとなります。GND側にはある秘密が隠されそれがこのケーブルの不思議さを作っております。
とてもクリアな音空間です。どの音域もバランスよく気持ちよく響いていますが、中低音がしっかり出ていて、しかも他の音域を邪魔せず、全体をガッシリ支えてます。押し出しが適度で、音像描写のパワー感と弱音部の繊細さのバランスがとても良い!描写のリアル感とオーディオリスニングとしての迫力がうまく両立しています。もう一つの特徴としては、高域に微妙なアクセントがあって、これが、金属系の楽器をリアルに響かせます。たとえば、ホールに広がる金管楽器の響き、アコースティックギターのスチール弦とピックのこすれ音、金属製のパーカッションの胴鳴り、そしてシンバル、、金属的な」輝きを感じる響きがのっているのですが、なぜか耳障りではありません。むしろ、金属音だけでなく、音全体に絶妙なクリア感を与えています。ここまで読むと「ドンシャリじゃん?」って思うかもしれませんが、このケーブル、不思議なことに、音場の後ろの方に配置されている音や、サイドやバックの楽器は、前述の金属っぽいエッジを感じることのないマイルドな音を奏でていて、その時々に応じて主役となる音を邪魔していません。まるで、主役になる音にだけ次々にスポットライトを当てているかのようです。これが、結果的に主要な音とバックの音との対比を大きくし、前述の音場の見通しの良さと相まって、ダイナミズムを生み出しています。この感覚気持ちいいですね!クラシック、JAZZ、オールドロックからEDMまで、どんなジャンルにもマッチします。
クリアな音空間を舞う音の数々を受け止める