厳選した山梨県甲州市勝沼町産の甲州種を使用し、繊細なブドウの香味を守りながらオーク樽で熟成しました。樽の選定については、樽材の産地、ローストの程度、樽メーカーなど無数の選択肢がある中、幾年も試行錯誤を重ねて、果実味と樽香をバランスよく表現できるノウハウを蓄積してきました。甲州ブドウの特徴がより良く現れるよう、一樽一樽、熟成期間を管理しています。
■ 白■ コクのある辛口
■ 原料品種:甲州市勝沼町甲州種100%
■ アルコール度: 12%
■ 飲み頃温度:8℃~10℃
2022ヴィンテージインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション2024 銅賞日本ワインコンクール2023 銅賞
味わい:熟した梨やバナナ、青りんごのような香りが心地よく、上品なハーブやクローヴのようなスパイスの清涼感と、木樽由来の仄かなバニラ香や燻香がアクセントになっています。滑らかな口当たりから広がる熟した柑橘のようなフレーバーと、ボリュームのある酸味が印象的で、後味に感じる微かな苦味が、味わいを上手くまとめています。例年よりも力強く引き締まった風味を感じるのは、この年のブドウの凝縮感を表しています。
造り手から:樽熟成は新樽および2年目の樽のみを用い、樽材はフレンチオークにアカシアや東欧オークを組み合わせた特別樽を使用しております。甲州の繊細な果実香に特殊樽由来の白い花の香が感じられます。
2021ヴィンテージ日本ワインコンクール2022 銀賞受賞
味わい:青りんごやバナナ、黄桃のような果実香に、木樽由来のバニラやミルク、時間とともにシナモンやアニス、土のような香りが上品に広がります。口当たりは滑らかで、瑞々しいグレープフルーツのような爽やかな酸味と果実味、そして塩味を伴ったほろ苦い後味が印象的です。前年よりも木樽の香味は控えめで、より日本のワインらしい繊細でエレガントなスタイルになっています。
造り手から:前ヴィンテージに引き続き、新樽発酵100%。樽熟成は、主にアカシア、東欧オークが一部用いられた特別樽を用い、白い花の香りおよび厚みを付与しております。主に1~2空き樽を用いることで、繊細な甲州の香りと樽香の調和がとれたワインに仕上げました。
【過去のヴィンテージ】2020ヴィンテージ(限定数:2200本):仏 ボルドー・サケ・チャレンジ2021 銀賞受賞2019ヴィンテージ(限定数:1200本)