18世紀末頃、主に乗客や商品の輸送に使用された、バルト海ケッチヨット。ケッチとはメインマスト、ミズンマストの二本のマストからなる帆船で、商業用途が主な役割のいわゆる「ワークボート」として、河川だけではなく各主要湖で航行しました。その印象的な帆やハルの美しくソフトなラインは、その他の様々な50から60フィートの小型ボートとは一線を画しており、造船技師チャップマンも1775年の手記においてこの船をバルト海の優れた貿易船ガレアスとして高い評価をしています。
日本語訳付属・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:ダブルプランク(二重貼り)・飾り台:付属しています