18世紀後半、フランスのコルベット艦。典型的な私掠船の形を持った一隻です。フランス革命戦争からナポレオン戦争にかけて、多くの私掠船が活躍し、大陸封鎖令を側面から支援しました。1798年からは米仏間の私掠行為の応酬から疑似戦争がはじまります。アメリカの私掠船、ラトルスネークが、紆余曲折を経てこのトナンになったという説もあるそうです。同名の戦列艦と違い戦史に名を残していない船ですが、当時の私掠船の形を現在に伝えています。
・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:ダブルプランク(二重貼り)・飾り台:付属しています