ラ・レアルはバルセロナの王立造船所で建造され、1571年のレパントの戦いでは、スペイン国王フェリペ2世の異母兄ドン・ファン・デ・アウストリアの旗艦でありました。レパントの戦いは、海戦の歴史の中でガレー船が主力となる最大にして最後の戦いでした。スペインをはじめとするカトリック教国の連合艦隊は、アリ・パシャ提督率いるオスマン帝国の艦隊と激戦の末に勝利をおさめました。1971年には、バルセロナの海洋博物館「Museu Martim」に、ラ・レアルの原寸大レプリカが建てられ、現在も展示されています。
・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:ダブルプランク(二重貼り)・飾り台:付属しています