サラミス海戦の頃に活躍したトライレムです。170人のこぎ手と30人の戦士が搭乗したと記録されています。ギリシア都市国家では都市ごとに海軍を持っており、トライレムは、もとはコリントで最初に造られたといわれています。当時トライレムの建造には、莫大な費用がかかったようで、全ての都市国家がトライレムを主力として採用できたとは、とても思えません。都市国家アテネは、豊富な銀の採掘による利益によって、トライレムを持ち、その主力として採用していました。
・船体組み立て方式:バルクヘッド(フレームとキールを組み合わせる方式)・船体外板:シングルプランク(一重貼り)・飾り台:付属していません