アキュート級艦船です。アキュート級は、海軍の共同調査官であるサー・ジョン・ヘンズローが設計した、ブリッグ式・14門艦砲艦の15隻のことを指し、うち11隻はケントの造船所で建造されました。アキュート級砲艦は160トンで、メインデッキの長さは75フィート2インチ、キールの長さは61フィート8インチ、横幅は22フィート2インチでした。船倉の深さは8フィート、船首の喫水は3フィート9インチ、舵の喫水は6フィート。これにはシャンク・スライディング・キールの深さは含まれていません。船には少年を含め50人の乗組員が乗船していました。外洋航行船ではなかったため、いわゆるマスターアンドコマンダー(艦長クラス)に任命された人物ではなく、コマンディング・レフテナントと呼ばれる艦の指揮権を一時的に付与された士官が指揮を執っていました。
艦艇は舷側に12門の18ポンドカロネード砲、艦首に2門の24ポンド長砲を装備していました。アダーは1797年2月7日に発注され、同月に起工。1797年4月22日に進水しました。デイビッド・ライオンの『Sailing Navy List』とリフ・ウィンフィールドの『British Warships in the Age of Sail』によると、1798年にアダーは甲板に沿って97フィートに延長されたため、就役時には銅張りではなかった可能性があります。最後は1805年に解体されて役目を終えています。
蛇にちなんでアダーと名付けられたイギリス海軍の船はこれまでに7隻あり、このアダーは2代目です。
キットについて二重板張りの船体は、第一板張りがライムウッド、第二板張りがペアウッド。フルカラーの取扱説明書、すべてのマストと艤装図を含む 12枚のプランシート。内側と外側のブルワークの両方にレーザー彫刻が施されているのが特徴。MDFとペアウッド材のレーザーカットと彫刻が施されたパーツ類、マスト用のウォールナットの丸棒、黒とナチュラルのリギングロープ、ブロックとデッドアイ、レーザーエッチングとカットが施されたライム材のデッキ、エッチングされた真鍮3枚 高解像度の3Dプリントパーツなどからなります。