スフィンクスは、同級1番艦で、1773年にジョン・ウィリアムズによって設計されました。1773年4月15日に発注されポーツマス王立造船所で棟梁エドワード・ハントにより建造されています。先代の20門艦の最終バッチが竣工してからほとんど20年後のことでした。このクラスは、以前の設計よりも洗練された優美な姿が特徴ですが、艤装はほぼ前級と同じでした。第6等級艦は、指揮官として勅任艦長(現代の階級では海軍大佐にあたり、中佐以下の艦艇指揮官が職名で「艦長」と呼ばれるのとは異なります)を必要としたことから、「勅任艦」と定義されていました。そのためだと思いますが、本来フリゲートには分類されませんが、実際には士官達からフリゲートとみなされていました。スフィンクスは、伝統的なクォーターデッキとフォクスルを持つ「フリゲート型」の艦型を持っています。大きさ自体を除けば、大型フリゲートとの構造的な相違点は、中部にオーロップ(最下甲板)プラットフォームがないという点だけでした。
日本語 マニュアル付属