「エスメラルダ」の名を冠した6番目の船です。1946年に、スペインのカディスで建造が始まりました。スペインの国際練習船になる予定でしたが、建造中の1947年、造船所の大爆発により船が破損。造船所は倒産の危機にさらされ、建造は一時的に中止されました。1950年に、チリとスペインは、スペイン内戦による債務の返済交渉に入りました。スペインがチリに負った債務を、工業製品の形で返済する提案がなされ、この製品にはまだ完成していないエスメラルダが含まれていました。チリはこの提案を受け入れ、1951年、エスメラルダの所有権が正式にチリに移管されると、建造が再開され続けられました。1953年5月12日。エスメラルダは5