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大学での教育から社会での実務に至るまで、そこで必要なライティングについてさまざまな観点から論じる。SNSでの意思疎通が日常となった現況において、社会で活躍する人材の育成のため、大学で求められているライティング教育とは。
■「まえがき」より
本書は、大学・大学院での教育から社会での実務に至るまで、そこで必要なライティングを包括的に捉え、その教育や研究についてさまざまな観点から取り上げて論じ、今後の課題を考察したものです。「ライティング」とは、第1章でも説明する通り、簡潔に言えば、レポートや論文、報告書等の一定量を伴う文章、またプレゼンテーションのための視覚資料等、大学教育と社会の実務で求められる文書の作成という意味です。(中略)
現代は、大学の内外でライティングとその教育の重要性が一層増している時代であると言えます。SNSなどのツールの利用によって簡単な意思疎通が楽にできるようになった状況において、大学では、初年次教育から卒業論文・博士論文の執筆までライティング教育の一層の強化の必要性が認識されるようになっています。また、大学でそのような教育を受けた学生が社会へ出て、専門家あるいは一般社会人として十分に活躍するためにも、ライティング力は必須であると言えます。このような現状のもとで、本書は、個々の教育実践や学習支援を扱いながら、全体として、それらが大学と社会をどうつなぐのかといった視点から専門的な議論を行った初めての書籍であると言えます。