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本書は「基本的な日本語でのコミュニケーションは問題ない」レベルの日本語学習者に向けた、自分の考えや言いたいことをより的確に、豊かに伝えられる力を身に付けるための会話ワークブックです。
ひとはコミュニケーションを取るとき、「伝えること」が最優先です。そのため、話しているときに感じる「あれは日本語で何というんだろう」「もっといい言い方があると思うんだけど」という「つまづき」を振り返る機会があまりありません。本書は、その「つまづき」を意識化し、タスクを通してより的確に自分の考えを相手に伝えるための語彙や表現を身に付けることを目的としています。
〈「言える!」を増やすためのステップ〉
1.まずはテーマについて自力で話し、何パーセントぐらい考えを表現できたか記録する。
2.自分が言いたくても言えなかったことを伝えるために、どんな語彙や表現があるのか、調べる。
3.テーマについてのリアルな資料を見たり、他の人と意見を交換したりして自分の考えを振り返る。
4.再度、テーマについて自分の考えを伝えて、今度はどの程度表現できたか評価する。
これらのタスクは、語彙や表現など「自分のことば」を増やしてくれるだけでなく、今までよりも考えが深まり、視野が広がるのに役立ちます。
テーマは、「学校に制服は必要だと思うか」という身近なものから、命についての深いものまでさまざまです。
本書を通して、「言いたいことが言える自分」にステップアップしましょう!