白化粧、下絵、上絵、線刻、あらゆる技法が詰め込まれ、窯での焼成も4回以上行う手の込んだ一枚。器を大輪の花にし、花びら一枚一枚に景色を入れ込みました。唐子がその花びらを行き来しているかのような、楽しい絵柄。ビビットな花や葉が軽やかなリズムを演出しています。おめでたい場面にもぴったりの龍と唐子の姿も。花の形に縁を切り取り、線刻で花びらを縁取る筆では表現できない均一な太さと凹凸による力強さに仕上げています。食事の後のデザートを盛り付けても、色とりどりのお菓子や、シンプルにお野菜を盛り付けても格が上がります。お祝いの席、ここぞという食卓を演出する器です。手触りはツルっと。