あらゆる所に、作家の仕事のこだわりを表した土鍋。まず、土鍋の持ち手ですが、階段のように段々になり滑りにくい仕上げ、その上、取っ手の裏側は凹になっており手がグッと中に入り込むようになっています。そして蓋、つまみやすくするため、くびれを深く取り全ての指が引っかかるように。また、蓋裏にも美しい装飾を施し蓋を返した時の美しさはまるで花開くよう。蓋を開けてからは、小さな蒸気逃がしの穴はありますが、お皿のようにも使えます。柄は全て蓋から続いており、まるで着物の訪問着のような続き絵。手触りはツルッと、火からおろしてもグツグツと抜群の保温性です。