慶弔時別のおすすめの袱紗を紹介!色・形・素材などの適切な選び方も解説
冠婚葬祭の場面で、ご祝儀やお香典を渡す際に欠かせない袱紗(ふくさ)には、日本の伝統的な礼儀作法が凝縮されています。しかし、袱紗の種類や選び方、使い方に悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、袱紗の基本的な役割から、風呂敷袱紗・爪付き袱紗・台付き袱紗などの種類、そして慶事用・弔事用・慶弔両用の違いまで、詳しく解説します。さらに、色、形、素材、デザインの観点から適切な袱紗の選び方もご紹介します。
おすすめの商品も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
袱紗(ふくさ)とは?
袱紗(ふくさ)は、日本の伝統的な布製品で、主に冠婚葬祭の場面で使用される重要なアイテムです。小さな正方形の絹やちりめん製の布で、主にご祝儀やお香典などの金封を包むために使用します。
袱紗を使用する目的は、金封を汚れから守り、折れ目がつくのを防ぎ、持ち運び中に水引が崩れるのを防止することです。また、袱紗は金封を受け取る相手への礼儀や心遣いを示す役割を果たします。贈り物を丁重に包むことで、相手を大切に思う気持ちや敬意を表現しています。
袱紗(ふくさ)の種類
袱紗には使用目的や形状によって異なる種類があり、それぞれが独自の特徴と用途を持っています。
ここでは、主な袱紗の種類と特徴、使い分けについて解説します。
<形の種類>
- 風呂敷袱紗(手袱紗):最もシンプルな一枚布タイプ
- 爪付き袱紗:角に留め具が付いた使いやすいタイプ
- 台付き袱紗:金封を載せる台が付いた初心者向けタイプ
- 金封袱紗:金封を挟むポケット付きのタイプ
<用途の種類>
- 慶事用袱紗:お祝い事に使用する明るい色のタイプ
- 弔事用袱紗:葬儀などに使用する落ち着いた色のタイプ
- 慶弔両用袱紗:慶事と弔事の両方に使える万能タイプ
袱紗には上記に挙げられるように複数の形や用途の種類があります。以降で紹介する特徴を踏まえ、ご自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
形①最もシンプルな形状の風呂敷袱紗(手袱紗)
風呂敷袱紗、または手袱紗は、袱紗の中で最もシンプルな形状を持つタイプです。一枚の布から成り、その単純さゆえに様々な使い方が可能です。
- 最もシンプルな一枚布の形状
- 慶事や弔事で金封を包むのに使用
- 包み方で用途を使い分け(右包みは慶事用、左包みは弔事用)
この種の袱紗は伝統的な作法に則った使用が可能で、包み方の技術を習得することで、様々な場面に適切に対応できます。ただし、初心者には扱いが少し難しい場合もあります。
形②使いやすさと伝統的な作法のバランスが良い爪付き袱紗
爪付き袱紗は、使いやすさと伝統的な作法のバランスを取ったタイプです。
- 布の角に留め具(爪)が付いている
- 金封をしっかり固定でき、ほどけにくい
- 初心者でも使いやすく、バッグ内で崩れにくい
- 小さく折りたためる
- 正式な作法に則った形で敬意を表せる
この種の袱紗は、特に初心者や、頻繁に使用する機会がある人におすすめです。伝統的な見た目を保ちつつ、実用性も高いのが特徴です。
形③最も使いやすさを重視した台付き袱紗
台付き袱紗は、最も使いやすさを重視したタイプです。
- 内側に金封を載せる台が付いている
- 金封を固定するゴムや紐があり、型崩れしにくい
- 金封の置き位置がわかりやすく、初心者向け
- 台の表裏で慶事用と弔事用に使い分けられる
- 紫色は慶弔両用として便利
- 正式な作法を簡略化したもので、そのまま渡してもマナー違反にならない
この種の袱紗は、特に袱紗の使用に不慣れな人や、簡便さを求める人に適しています。ただし、伝統的な作法からは少し離れている点に注意が必要です。
形④初心者におすすめ金封を包むための金封袱紗
金封袱紗は、冠婚葬祭で金封を包むための特殊な袱紗です。主に挟むタイプの形状で、フォーマルな場面で使用されます。
- 2つ折りの形状で、金封をポケットに挟むだけで使用可能
- 開け閉めが簡単で、出し入れがしやすい
- 金封を汚れやシワから守り、礼儀を示す役割がある
金封袱紗はその使いやすさと機能性から、特に初心者や頻繁に使用する人に適しています。
用途①お祝い事などの喜ばしい場面で使用する慶事用袱紗
慶事用袱紗は、結婚式やお祝い事などの喜ばしい場面で使用される袱紗です。
- 色:赤、オレンジ、ピンク、黄色などの暖色系
- 柄:鶴、亀、鳳凰、松、梅などの縁起の良いデザイン
- 素材:正絹(シルク)が高級、ポリエステルやレーヨンも人気
慶事用袱紗は、その明るい色彩と縁起の良いデザインで、喜びの気持ちを表現します。
用途②葬儀や法事などの悲しみの場面で使用する弔事用袱紗
弔事用袱紗は、葬儀や法事などの悲しみの場面で使用される袱紗です。
- 色:紺色、藍色、灰色、緑、深緑などの寒色系
- デザイン:無地が基本、蓮や菊、蘭などの落ち着いた柄も可
- 使用マナー:香典を渡す際は必ず袱紗から取り出す
弔事用袱紗は、その落ち着いた色彩と控えめなデザインで、哀悼の意を表します。
用途③慶事と弔事の両方の場面で使用できる慶弔両用袱紗
慶弔両用袱紗は、慶事と弔事の両方の場面で使用できる万能な袱紗です。
- 色:紫色が一般的(男性は紺色、女性はえんじ色も可)
- デザイン:無地のシンプルなものが基本
慶弔両用袱紗は、様々な場面で活用できる便利なアイテムです。
袱紗(ふくさ)の選び方
袱紗の選び方は、使用目的や個人の好みに応じて様々です。色、形、素材、デザインの4つの観点から適切な袱紗を選ぶことで、マナーを守りつつ自分らしさも表現できます。
使う用途に合わせて色で選ぶ
使う用途に合わせて、色で選ぶのもおすすめです。
- 慶事用:赤、ピンク、オレンジなどの暖色系
- 弔事用:紫、グレー、黒などの寒色系
- 両用タイプ:リバーシブルで表裏が慶事・弔事に対応
なお、性別によって袱紗の色は決められていないですが、例えば弔事用の場合、一般的に男性は落ち着いた色味、女性は寒色の中でも少し明るめの色味などが選ばれやすいです。
形状は使いやすさと伝統的な作法のバランスを考慮して形で選ぶ
形状は使いやすさと伝統的な作法のバランスを考慮して選びましょう。
- 包むタイプ:伝統的な一枚布で、丁寧さを表現
- 挟むタイプ(金封袱紗):使いやすく、持ち運びに便利
初心者は、挟むタイプが扱いやすいためおすすめです。
質感と実用性のバランスを考えて素材で選ぶ
素材は質感と実用性のバランスを考えて選びましょう。
- ちりめん、絹:高級感を出したい場合におすすめ
- ポリエステル:実用性を重視する場合におすすめ
素材選びは、使用頻度や予算、好みに応じて決めましょう。
また、使用する方の年齢に合わせた素材で選ぶのもおすすめです。年齢問わず上品に使用できる商品も多いですが、年齢の重ねた方はちりめんや絹など、安価に見えない素材のものを選ぶと良いでしょう。
使用する場面や好みに合わせてデザインで選ぶ
デザインは使用する場面や個人の好みに合わせて選びましょう。
- 慶事用:鶴亀や松竹梅などのめでたいモチーフ
- 弔事用:蓮の花などのモチーフ
- シンプルなデザイン:多用途に使える
デザイン選びは、個人の好みを反映させつつ、場面にふさわしいものを選ぶことが大切です。
【慶事用】おすすめの袱紗(ふくさ)2選
ここまで袱紗の種類と選び方を紹介してきましたが、用途に合わせて具体的にどのような袱紗がおすすめか気になる方も多いでしょう。
創作品モール「あるる」で販売されている袱紗の中から、特におすすめの商品を用途別に7つご紹介します。まず慶事用におすすめの2つを以下で詳しく紹介します。
ギフト好適品 小花エステルちりめん金封ふくさ エンジ 681-4
上質なちりめん生地を使用した金封袱紗です。さりげなく散りばめられた桜柄が小粋でおしゃれな印象を与えます。えんじ色を採用しているため、主に慶事用として適しています。
御祝・お返し・引出物・記念品などで使用する際に、上品さと華やかさを両立させたい方におすすめです。
ちりめん 金封ふくさ メクリ小桜紋 桜色
この金封袱紗は、シンプルな構造と洗練されたデザインが特徴です。金封をポケットに簡単に挿し込める構造で、内面の小桜紋の生地を片側だけ大きく折り返したオシャレなデザインです。 桜色で春らしい印象を演出できます。
特に春の慶事や、華やかさを求める場面に適しています。
【弔事用】おすすめの袱紗(ふくさ)2選
次に弔事用のおすすめ袱紗を2つ紹介します。
絹100% 【京都 西陣綴れ織金封ふくさ 蘭 ラン】 弔事向き 日本製 名入れ無料! 家紋入れ・ロゴ・マーク(有料)もOK!
この商品は、高級感あふれる西陣織の絹100%を使用した金封袱紗です。弔事向きのデザインで、落ち着いた「蘭(ラン)」の文様が特徴です。苗字や名前の名入れ、家紋入れ、ロゴなども入れられます。
高級感を求める方や、オリジナリティを重視する方に適しています。特に、弔事の場面で使用する際に、相手への敬意を表現したい方におすすめです。
ちりめん金封ふくさ (1.黒)
シンプルさと汎用性が特徴の金封袱紗です。金封をポケットに簡単に挿し込める構造で、飾りのない黒のシンプルなデザインがフォーマルな場面に適しています。
フォーマルな場面や、弔事など落ち着いた雰囲気が求められる場面におすすめです。
【慶弔両用】おすすめの袱紗(ふくさ)3選
最後に慶弔両用で使用できるおすすめの袱紗を3つ紹介します。
絹100% 【正絹 江戸小紋台付ふくさ】 4色あり 日本製 名入れ無料! 家紋入れ・ロゴ・マーク(有料)もOK!
「江戸小紋台付ふくさ」は、冠婚葬祭の必需品として高級感と実用性を兼ね備えた商品です。絹100%の表地に江戸小紋模様を施し、裏面には漆台が付いているため、金封を美しく保持できます。漆台は裏返すことで慶弔両用に使用可能です。
ポケット式と比べて金封の大きさや厚みに余裕があり、使いやすさも抜群です。さらに、家紋や名前入れのオプションもあり、贈答品としても喜ばれます。日本製の高品質な商品で、4色のカラーバリエーションがあります。
慶弔セット 【ちりめん刺繍金封ふくさ 二羽鶴&ラン】 日本製 名入れ無料! 家紋入れ・ロゴ・マーク(有料)もOK!
「ちりめん刺繍金封ふくさ 二羽鶴&ラン」は、冠婚葬祭に欠かせない慶弔セットです。日本製の高品質な商品で、ちりめんのシボ加工が高級感を演出しています。財布式のデザインで、金封をサッと取り出せる便利さが特徴です。
慶事用のレンガ色と弔事用の紫色がセットになっており、様々な場面で活用できます。家紋や名前入れのオプションもあり、特別な誂え品として贈答品にも最適です。
女性へのプレゼントや、職場での使用にも重宝する実用的なアイテムです。名入れ無料のサービスもあります。
ギフト好適品 刺しゅう入 金封ふくさ慶弔セット 784-1
このセットは、上質なちりめんの生地を使用したシンプルで使いやすい金封袱紗の慶弔セットです。刺繍がアクセントとなっており、デザイン性と実用性を兼ね備えています。
鶴や蓮の花の刺繍が施されており、御祝やお返し、引出物、記念品を渡す際など様々な場面で使えます。このセットを持っておけば安心でしょう。
冠婚葬祭の袱紗を探しているなら創作品モール「あるる」をチェック!
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※あるるはショップや商品の情報などを提供しているウェブサイトで、商品の販売は行っておりません。お買い物は、お客様と各ショップとの間で直接行なっていただくことになるため、万が一、お買い物に関してトラブルが発生した場合は、お客様とショップとの間で解決していただくことになります。商品の在庫状況やご注文後の配送状況なども、あるるではお調べできませんのでお買い物に際してご不明な点は、各ショップへ直接お問い合わせください。
TPOに合った適切な袱紗(ふくさ)を選ぼう
袱紗(ふくさ)は、冠婚葬祭の場面で欠かせない日本の伝統的なアイテムです。本記事では、袱紗の種類や選び方、おすすめ商品を紹介しました。
袱紗には風呂敷袱紗、爪付き袱紗、台付き袱紗、金封袱紗など様々な種類があり、それぞれに特徴があります。選び方のポイントは、色、形、素材、デザインの4つです。慶事用は暖色系、弔事用は寒色系を選び、慶弔両用の紫色も便利です。
初心者には使いやすい金封袱紗や爪付き袱紗がおすすめです。素材は高級感のある絹やちりめん、実用的なポリエステルなどがあります。デザインは場面に合わせて選びましょう。
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