お正月に欠かせない食べ物の一つがお餅ですよね。お雑煮や焼き餅はもちろん、ぜんざいやおしるこ、お鍋やおでんなど、使い方は実にさまざま。
今回は年末年始にぴったりな、ちょっと特別なお餅をご紹介します。
山形県の庄内平野だけで栽培され、幻のもち米となりつつある「でわのもち」を、無肥料・無農薬・自然栽培で育てた安心・安全なお餅です。
でわのもちは、他の産地では作付けされていない山形県庄内平野特有のもち米で、お餅とおこわ加工専用の品種です。
全国的には知名度も低く、市場流通もしていませんが、過去には藩主に献上されていた歴史を持つ、伝統のもち米です。きめが細かく、味に深みがあり、お餅の伸びが抜群によいのが特徴で、まさにお餅にするためのお米といえます。
でわのもちは、お餅にしたときの品質は非常に高い一方で、天候に敏感で倒伏しやすいという栽培の難しさがあります。
また、収穫量も多くないため、たくさん作るのは難しいのも特徴となっています。
今回ご紹介する、でわのもちの丸もちは、そんな課題がある中で、無肥料・無農薬・自然栽培で育てられています。
栽培が困難なでわのもちを栽培しているのは、山形県庄内平野で200年続く「作ぜん農園」。現在は10代目となる老舗の農園です。
「無農薬」「化学肥料不使用」「除草剤不使用」へ徹底的にこだわり、丁寧に大切に育てられて「でわのもち」でつくる丸もちは、特別な一品といってもよいでしょう。
あるるお餅を使って何を作ろうと、考えることはあっても、お餅そのものを意識したことはありませんでした。おいしいお餅を使うと、いつもの料理がどれくらい変わるんだろうと考えるとワクワクします。